2012年の案内: 今後の見通し

昨年はグルンドフォスにとってまたもや良い年であったが、2012年のグローバルな景気後退にはどう取り組むべきか? 当社の販売とサービス担当上級副社長Søren Sørensenが、なぜ当社の業績が最近好調なのか、そして今後当社に何を期待するのかを語っています。

By Søren Sørensen, Grundfos Group Executive Vice President, Sales & Service

私が最近よく耳にする1つの質問があります。それは、「世界経済が後退していると思いませんか?」というものです。

当社にとって2011年もまた好調な年であり、金融危機から迅速な回復をした後、概算で8~9%の成長をしました。

2012年の見通しでは、不確実な部分があり、この状態がどこまで続くかを予想するのは難しいと考えています。景気の後退局面に入った市場がある一方で、将来に向けて拡大をしている市場もあります。

今後当社が取り組まなければならない課題があります。それは、スピードアップをしながらも、ブレーキもかけられるようにする、ということです。

もし、本当に優秀なドライバーなら、それができるはずです。

スピードアップとブレーキ 

グルンドフォス全体で見ると、インダストリービジネスの分野が一番進歩していています。 この成長に大きく貢献したのは当社のマシニングインダストリー事業部でした。 2011年は飛躍の年で、昨年度比35%の成長がありました。 これは今までで最高のもので、この成長は、従来から強かった日本やドイツといった市場だけでなく、中国、台湾、および韓国といった新興市場を大きく伸ばす事が出来たからです。

その一方で、今年に入り台湾および日本において、工作機械メーカーの発注に減少傾向が見られます。当社はまた、ドイツでも今後同じような事は起こると予想しており、実際、ドイツ機械工業連盟 (VDMA) の統計では、全体の受注に陰りも見られています。 我々は、2012年は昨年度とは同じような高い成長を見る事はない予想しており、工作機械に向けの今年の売上げ見通しは少し控え目なものとなっています。

グルンドフォス全体では、2011年に南部ヨーロッパで減退がみられました。ギリシァはもちろんですが、イベリア半島 (スペインとポルトガル) そして今はイタリアでもその傾向が見られます。

しかし一方で、ロシア、中国、ウクライナといった一部の市場、そして米国でも、昨年は成長が見られました。

このようなことから、確かに危機を所々で感じているものの、当社は他の場所では市場を拡大できているということが言えます。

新たな変革

当社が好調を続けている主たる理由は何でしょうか?

1つには、当社が新技術と資源効率の良い機器に焦点を当てているということがあります。工作機械市場は、技術変化と共に進歩をしており、その結果、新製品への大きな投資につながります。企業は資源効率が良い省エネ機器に焦点を当てるようになり、このため生産機器に新しい需要が生まれているのです。

例えば、当社の工作機械事業の60%以上を占める自動車産業におて、常に話題になるのは「エコロジー革命」に関するものです。これは今までなかった画期的なことです。 消費者が自動車メーカーに要求していることは、環境への影響を減少させることだけではなく、自動車の生産と運用の両方において資源の効率性を向上させることも含まれています。 こうした需要により、パワートレインのハイブリッド化や電動化に向けてさまざまな開発が行われ、かつ効率性の高い軽量なデザインが求められることにつながるのです。

グルンドフォスは当社の「インテリジェント」な製品でこの状況にうまく対応しています。スマートモーターや電気制御ポンプなどがその例です。 当社のEポンプ(回転数制御機能付きモーター搭載)では、エネルギーの使用量を減らすことができます。ポンプの寿命全体での合計コストのうち85%はポンプが使う電気のコストですので、Eポンプを使用することで経年による節約は多大なものになると言えます。

当社による、単に製品の店頭価格を見るのではなく、生涯コストを見なければならないというメッセージが、ますます支持を得てきます。 これは当社が長年にわたって主張していることです。 ここにきて、多くの方々にこのメッセージを真摯に受け止めて頂ける様になって来ました。

高い基準 

グルンドフォスは、成長について高い志を持っています。 当社は新技術に取り組むことで新製品を作り出しています。マシニング工程の「ダーテサイド」に使われる新型MTAポンプなどがその例です。 この製品により当社は世界により貢献して行きたいと考えてます。

従って、2012年に向けて当社は、機敏にかつ即応的に反応できなければなりません。

当社自身の基準を高く設定することによって、ブレーキを使用するのを避けながら、安定したスピードで前に進めるようになりたいと考えています。

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